「宅卦」とは、 玄関の向きからその家の吉凶方位を判断し、これを有効に実践するための方法です。
「宅」とは「自宅」のことです。「卦」とは、「八卦」のことです。
玄関の向きとは、玄関に立って外側を背(「向(こう」 にして建物の内側の方向(「座山(ざざん)」を見る向きです。
八宅風水という流派が有名です。 日本にはこれが合うのではないかと考えています。
玄関の向きによって、家のタイプを8つに分けます。
“巽宅(そんたく)” “離宅(りたく)” “坤宅(こんたく)”
“震宅(しんたく)” “兌宅(だたく)”
“艮宅(ごんたく)” “坎宅(かんたく)” “乾宅(けんたく)”

【例として】
西の玄関から入って、その反対の方向を見るのを
⇒ 震山兌向(しんざんだこう)といいます。
それぞれに、4つの吉方位と4つの凶方位を持ちます。
・吉方位
生気(せいき) ◎
天医(てんい) ○
延年(えんねん) ○
伏位(ふくい) ○
・凶方位
絶命(ぜつめい) ×××
五鬼(ごき) ××
六殺(りくさつ) ×
禍害(かがい) ×
この8つの宅卦は、吉方位・凶方位の位置によって、「東四宅」と「西四宅」の2つに分類されます。

【吉方位】
“生気(せいき)”
吉凶:最大吉
気の性質:活力がみなぎり、積極性が生まれる。
“天医(てんい)”
吉凶 :大吉
気の性質 :健康になってくる。
集中力も高まり、自ずと結果も良好となる。
“延年(えんねん)”
吉凶:吉
気の性質 : 人間関係が良くなる。恋愛運も良くなる。
“伏位(ふくい)”
吉凶 :吉
気の性質: 家庭円満、平穏無事、学業順調。

【凶方位】
“絶命(ぜつめい)”
吉凶:最大凶
気の性質:障害が多く、活力が減退する。
悪い人が近づいてきたり、裏切りにあう。
会社は倒産。多病。ガンに突然なったりする。
“五鬼(ごき)”
吉凶:大凶
気の性質 :人間関係の大きなトラブルを招きやすい。
病気が突然訪れる。自分の象意の臓器に問題が出やすい。
“六殺(りくさつ)”
吉凶:凶
気の性質:自堕落になり、酒、博打、異性等で問題が出やすい。
水難に注意。
“禍害(かがい)”
吉凶 : 凶
気の性質:人間関係での小さなトラブルが連続して出やすい。
病気として、胃・肝臓が目立つ。 家事に注意。
